ゴミ屋敷に光が

以前、ゴミ屋敷の住人の話を書いたことがありますが、数か月を経て、お家がかなり片付きました。というか、ゴミの処分ができました。

この方は、元来まじめに働いて方なので、厚生年金の納付がありました。気づけば特別支給分をもらえる年になられてましたが、手続きが遅かったので数か月分さかのぼって支給されることになりました。

これがゴミ屋敷片づけ大作戦の原資になりました。

生活保護を受けている方が年金の遡及分を受領された際は、それまでの生活保護支給分を返還してもらうことになります。原則として控除することは例がないのですが、この方のこれからの生活を考えて、清掃業者に片づけを外注する分を控除して課題解決を図ろうとしたのです。

見積もりをとったら、○十万円!

そこで火が付きました!こんなに払うのはもったいないという気持ちが沸き立ち、自分でどんどんゴミを捨てられるようになりました。

損得勘定は、大きなモチベーションになります。

結果的にはゴミが多少減ったところで、見積もりは人件費がほとんどなので金額に変化はありませんでした。

しかし、自分で主体的に片づけをされたという変化は今後も生活の維持にプラスに働くと思います。

今後は、毎週誰かが訪問して、散らかっていたらゴミ袋に入れてもらう作業を続けていくことを約束しました。町役場、社会福祉協議会、福祉事務所とその方との約束が成立しました。

今後、どのようになっていくのか楽しみです。