借金よりも生活保護
生活保護はこれからの生活のためのお金です。だから、これまでに滞納している税金や家賃、スマホ代については生活保護費ではでません。
だから、「お金が足りない」となったら借金する前に生活保護の相談に来てください。
もし一時的な不足なら、たとえばコロナ禍で給料が減収なんてことなら、生活保護の前に助成金や無利子、低利子の貸し付けもあります。
一つ一つ聞いて回るより、福祉事務所に行くといろんな制度の概要を教えてもらえます。なんなら、ケースワーカーがそれぞれの制度の窓口につなぐこともできます。
「仕事があるから平日は行けません」
「職場に知られるかもしれないので生活保護はいやです」
「とりあえず銀行のカードローンでしのげます」
といった目先のことで課題は解決できません。
しっかり優先順位を見極めて、生活基盤(安定的に働き暮らせる環境)を立て直すことを考えてください。
今、お金が足らなくて困っていることの根っこを見直さないと、負債が負債を呼び込む負の連鎖に陥ります。
もし、近い将来、給料が上がる(万円の単位で)、遺産を相続する、副業を始める(体力の範囲で)などの明るい話がない限り、借金はやめてください。
生活保護では借金は返せませんが、ホッと一息つく時間は用意できます。