新型コロナと生活保護

コロナ禍で生活保護の申請が増えるといわれてますが、正直、地方都市ではそれほど大きな影響はでていません。むしろ、住宅確保給付金の申請が増えてます。

 

住宅確保給付金は、失業した方が次の仕事が見つかるまでに間、家賃が払えなくても住む場所を守るための給付金です。これまでも細々と申請はあっていましたが、コロナ禍で要件が緩和されて申請が増えています。

 

収入が途絶え貯蓄も少なくなると食べるものの心配をしがちですが、食料についてはフードバンクやレスキューなどがあります。生活保護の申請をして開始になれば申請から3週間程度で生活費が給付されます。家賃が払えなくて住むところを失くすと、新たにアパートを借りるにしても十万円単位のお金が必要で、住居が定まらないと生活保護も決定できません。

 

今、収入が無くなった方、借金をする前に、家を失くす前に、社会福祉協議会、役場や役所、福祉事務所のどこでもいいので相談に行ってください。借金ができるとその後の処理が大変です。家を失くすとシェルターとかに入ってもらわないと保護申請の受付ができません。できれば手元の10万円くらいある状態で生活保護の申請をしてもらうのが一番いいと思います。

 

車をもってても生活保護の申請はできます。就活に使うこともできますし、数か月で就職、保護廃止が見込まれる場合は自動車の保有容認の場合もあります。生命保険も少額であれば保有できます。

 

生活保護は厳しい制度と思われがちですが、ケースバイケースで認められることも多いし、使える扶助もいろいろあります。悩んだときはぜひ相談してください。話しているうちに忘れていた預貯金や生命保険が見つかることもあります。失業保険や傷病手当金など様々な制度の情報提供もできます。生活を守るために生活保護をご利用ください。